概念的な地物の抽出 【交差点(ポイント)の抽出】

ディープラーニング物体検出は物理的な物体や地物にとどまらず、応用として概念的な無形地物の検出も可能です。例えば交差点は道路が交わる箇所(地点)で幾何学的には道路の中心線同士が交差する点(座標)で表せますが、航空写真には明示的に点が写っているわけではありません。AIはその概念を画像から学習することができます。新規に撮影した航空写真から交差点を抽出し、既存の道路ノードとの差分をとって新規に敷設された道路図化の予察に使用することができますし、そのターゲットノードとして利用できます。また、古地図との対応点として使用することもできるかもしれません。交差点に限らず、様々な無形地物の取得に挑戦することも面白いかもしれません。